O. Henry · 短編

The Unknown Quantity

未知の量

父がパンの買い占めで築いた二百万ドルを、青年ダンは貧しい者たちへ返そうとする。社会主義者の時計職人ケンヴィッツに導かれ、被害者の娘と出会うが、彼女は救いを拒む。『未知の量』という題が示す結末が心地よい一篇。

92文約1,952語目安 約25分★★★ やや長文
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この作品について

『未知の量』(The Unknown Quantity)は、O. Henry(オー・ヘンリー)の短編小説です。yomukamoでは英語の原文を1文ずつ、日本語訳・文の骨格・文法ポイント・語彙の解説つきで、無料でそのまま読めます。辞書を引かずに物語のリズムのまま読み進められるので、英語多読の入り口としても、原文で名作を味わいたい方にもおすすめです。

冒頭を試し読み

The poet Longfellow⁠—or was it Confucius, the inventor of wisdom?⁠—remarked: “Life is real, life is earnest; And things are not what they seem.” As mathematics are⁠—or is: thanks, old subscriber!⁠—the only just rule by which questions of life can be measured, let us, by all means, adjust our theme to the straight edge and the balanced column of the great goddess Two-and-Two-Makes-Four.

詩人ロングフェロー――それとも、知恵の発明者たる孔子だったか?――がこう述べた。「人生は現実であり、人生は真剣である。そして物事は見かけの通りではない」。数学が――いや、数学は、か。ありがとう、昔からの読者よ!――人生の諸問題を測りうる唯一の公正な規則である以上、さあ、わが主題を、かの偉大なる女神「二足す二は四」の真っ直ぐな定規と釣り合いの取れた円柱に、ぜひとも合わせることにしよう。

Figures⁠—unassailable sums in addition⁠—shall be set over against whatever opposing element there may be.

数字――足し算における、反駁を許さぬ合計――が、対置されるであろう。対抗する要素が、たとえ何であろうとも。

A mathematician, after scanning the above two lines of poetry, would say: “Ahem! young gentlemen, if we assume that X plus⁠—that is, that life is real⁠—then things (all of which life includes) are real.

数学者なら、上の二行の詩をざっと見ただけで、こう言うだろう。『エヘン、若い諸君。Xプラス――すなわち、人生は実在する――と仮定すれば、物事は(人生が含むものすべては)実在する』

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yomukamoの読み方

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