O. Henry · 短編

The Last of the Troubadours

最後の吟遊詩人

羊牧場の老人のもとに転がり込んだ流れ者の吟遊詩人サム・ギャロウェイ。だがある日、牛の王と称する乱暴者が老人を追い出そうと迫る。老いた主人を守るため、サムは決闘の場に立つ。『最後の吟遊詩人』の意地が光る一篇。

199文約4,265語目安 約55分★★★ やや長文
この作品を読む →

この作品について

『最後の吟遊詩人』(The Last of the Troubadours)は、O. Henry(オー・ヘンリー)の短編小説です。yomukamoでは英語の原文を1文ずつ、日本語訳・文の骨格・文法ポイント・語彙の解説つきで、無料でそのまま読めます。辞書を引かずに物語のリズムのまま読み進められるので、英語多読の入り口としても、原文で名作を味わいたい方にもおすすめです。

冒頭を試し読み

Inexorably Sam Galloway saddled his pony.

否応なく、サム・ギャロウェイは鞍を置いた——ポニーに。

He was going away from the Rancho Altito at the end of a three-months’ visit.

ランチョ・アルティートを去ろうとしていた——三か月の滞在の終わりに。

It is not to be expected that a guest should put up with wheat coffee and biscuits yellow-streaked with saleratus for longer than that.

麦コーヒーに、サレラタスで黄色い筋の入ったビスケット。客がそんなものを、それ以上長く我慢しろというほうが無理というものだ。

続きを読む →

章一覧

yomukamoの読み方

  1. 画面の上に英語の原文、下に日本語の解説パネルが並びます。
  2. 解説パネルを下へスクロールすると、和訳・文の骨格・文法ポイントを1文ずつ読み進められます。
  3. 気になる単語はタップで単語帳に追加。進捗は端末に自動保存され、次回そこから再開できます。

O. Henryのほかの作品

The Hiding of Black Bill
黒ビルの潜伏
羊飼いとして雇われた流れ者が、平和な牧場に身を潜める列車強盗ブラック・ビルの正体に気づく。だが彼が選んだのは、賞金目当ての密告ではなかった。『黒ビルの潜伏』の語り口が小気味よい、西部の一篇。
147文約55分★★★ やや長文
The Memento
形見
舞台を降りた女優ロザリーは、田舎町で出会った牧師アーサーの清廉さに心を奪われる。だが彼が胸に秘める「形見」の正体を知ったとき、理想の恋は音を立てて崩れる。『形見』という一言が効いた、都会派の皮肉な一篇。
129文約40分★★★ やや長文
The Skylight Room
天窓の部屋
屋根裏の天窓部屋に住む働き娘エルシーは、窓から見える星に「ビリー・ジャクソン」と名づけて心の支えにする。病に倒れた彼女のもとへ駆けつけた医師の名も、またビリー・ジャクソンだった。『天窓の部屋』の結末が胸に迫る一篇。
100文約30分★★★ やや長文
An Unfinished Story
未完の物語
週給六ドルで暮らす百貨店の娘ダルシーに、初めてのデートの誘いが来る。おしゃれをして出かけようとした瞬間、彼女を引き止めたのは、肖像の中の「将軍」だった。『未完の物語』という題のとおり、その後を語らずに終わる一篇。
118文約30分★★☆ ふつう
The Love-Philtre of Ikey Schoenstein
アイキー・ショーエンスタインの恋の媚薬
薬剤師アイキーは、密かに想いを寄せるロージーを恋敵マクガワンに奪われまいと画策する。眠り薬と父親への密告、二重の策が招いたのは、思わぬ結末だった。『アイキー・ショーエンスタインの恋の媚薬』のオチが小気味よい一篇。
68文約20分★★★ やや長文
Memoirs of a Yellow Dog
黄色い犬の回想録
ニューヨークの安アパートに暮らす黄色い雑種犬が、自らの半生を語り出す。女房にいびられる飼い主と意気投合した犬は、一杯のウイスキーをきっかけに、彼を家から連れ出す。『黄色い犬の回想録』の語りが可笑しくも切ない一篇。
75文約20分★★★ やや長文
O. Henryの作品をすべて見る →