O. Henry · 短編

A Night In New Arabia

新アラビアの一夜

ペンシルベニアの炭鉱でブレーカー・ボーイとして働いた老いたジェイコブ・スプラギンズ。良心の呵責に苛まれた彼は、スコッチとリチア水を一杯引っかけ、『新アラビアの一夜』のごとく奇妙なカリフの物語へと誘われる。

202文約4,764語目安 約60分★★★ やや長文
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この作品について

『新アラビアの一夜』(A Night In New Arabia)は、O. Henry(オー・ヘンリー)の短編小説です。yomukamoでは英語の原文を1文ずつ、日本語訳・文の骨格・文法ポイント・語彙の解説つきで、無料でそのまま読めます。辞書を引かずに物語のリズムのまま読み進められるので、英語多読の入り口としても、原文で名作を味わいたい方にもおすすめです。

冒頭を試し読み

The Story of the Caliph Who Alleviated His Conscience Old Jacob Spraggins mixed for himself some Scotch and lithia water at his $1,200 oak sideboard.

良心を軽くしたカリフの物語 年老いたジェイコブ・スプラギンズは、自分のためにスコッチとリチア水を混ぜ合わせた――千二百ドルのオーク材の食器棚で。

Inspiration must have resulted from its imbibition, for immediately afterward he struck the quartered oak soundly with his fist and shouted to the empty dining room: “By the coke ovens of hell, it must be that ten thousand dollars!

霊感は、あの一杯を飲んだ結果に違いない。というのも、そのすぐ後、彼は四分挽きオークの食器棚を拳でがんと殴りつけ、誰もいない食堂に向かって叫んだからだ。「地獄のコークス窯にかけて、あれは一万ドルに違いない!」

If I can get that squared, it’ll do the trick.” Thus, by the commonest artifice of the trade, having gained your interest, the action of the story will now be suspended, leaving you grumpily to consider a sort of dull biography beginning fifteen years before.

「あれを片づけられれば、これでうまく運ぶんだがな」——かくして、この稼業で最もありふれた手管、つまりあなたの興味を引っ張っておいてからという手を使い、物語の筋はいったんここで差し止められる。あなたはむっつりと、十五年前にさかのぼる、いささか退屈な一代記のようなものを読まされるはめになる。

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yomukamoの読み方

  1. 画面の上に英語の原文、下に日本語の解説パネルが並びます。
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